あなたは月に10万円もらえたら何に使いますか?
自分の欲しいものを買うのも良し、美味しいご飯を食べに行くのも良し、2か月に回旅行に行くのも良し、将来の為に貯金するのもいいでしょう。
会社に勤めていて月10万円収入を増やすのはとても大変です。時間もかかります。
そんなときに不動産投資は一つの選択肢です。
家賃収入で不労所得、寝ているだけで月10万円、そんな夢のようなことは可能なのでしょうか?
その夢を現実にするべく、具体的な計算方法を徹底解説します!
不動産投資で月10万円を得ることは簡単ではありません。
大体どのような条件だと月10万円を稼ぐことができるか、一緒に勉強していきましょう!
Contents
不動産投資で月10万円の家賃収入を得るには!?
必要な条件
物件価格 × 実質利回り ÷ 12か月 > 10万円
これが月に10万円以上の家賃収入を得る方法です
・物件価格:その名の通り、物件を買った時の金額ですね。
・実質利回り:物件価格に対しての家賃収入の割合のことを言います。
物件価格÷実質利回りで年間の家賃収入を求めることができます。
従って、月の収入を知りたい場合は年間家賃収入を12で割ってあげる必要があります。
上記で求めた月間家賃収入が10万円を超えていれば月に10万円以上の家賃収入を得ていることになります。
式だけを見てもなかなかイメージが湧いてこないと思いますので、実際の物件を例にして具体的に考えてみましょう!
【条件】
物件価格:2,000万円
実質利回り:3%
【計算】
2,000万円 × 3% ÷ 12か月 = 5万円 < 10万円
上記の場合だと月に5万円の家賃収入にしかなっていません。
【条件】
物件価格:5,000万円
実質利回り:3%
【計算】
5,000万円 × 3% ÷ 12か月 = 12.5万円 > 10万円
今回は利回りは前回の物件と同じですが、物件価格が上がりました。
月々12.5万円も家賃収入があることが分かりますね!
家賃収入の罠
上記がよく不動産屋が説明する家賃収入の説明です。
この説明自体は全く間違っていないのですが、あなたのイメージとは少しズレているい可能性があります。
10万円の家賃収入を得ていても、自分の手元に残るお金は0円なんてこともザラにあります。
いくらの家賃収入があるかというのは不動産投資を行う上で一つの指標でしかなく、本当に大切なのは自分の手元にいくらお金が残るかです。
せっかく不動産を買ったのに、ふたを開けてみれば毎月お金が入ってくるどころか、むしろ払っているなんてことにはなりたくないですよね?
次章ではどうすれば月に10万円以上のお金が手元に残るのかについて解説していきます!
不動産投資、意外と簡単じゃないかもしれません。
不動産投資で月10万円の不労所得を得るには!?
必要な条件
月間家賃収入 ー ローン返済 ー 所得税 > 10万円
こちらが不動産投資で月10万円の不労所得を得るために必要な真の条件です。
- ローン返済:お金を借りて不動産を買っているので、月々ローンの返済があります
- 所得税:給料と同様に、不動産所得にも税金がかかります
前章と比べて、月10万円を稼ぐのがかなり大変になったと思いませんか?
物件価格 × 実質利回り ÷ 12か月 > 10万円
参考までに前章の物件Bと全く同じ条件だといくらの不労所得になるのか見ていきましょう!
(税金の計算は複雑なのでかなり簡略化しています)
【条件】
物件価格 :5,000万円
借り入れ :4,000万円(残り1,000万円は自己資金で払っています)
金利 :1.5%
実質利回り :3.0%
【計算】
5,000万円 × 3% ÷ 12か月 = 12.5万円(月間家賃収入)
ローン返済額:21万円/月
税金 :2万円/月
12.5万円 - 21万円 - 2万円 = -10.5万円
前章の物件Bと全く同じ条件で計算してみましたが、12.5万円の家賃収入があるのにも関わらず、むしろ毎月10.5万円の手出しが発生してしまっています。
月10万円の不労所得の壁はなかなか高そうです。
それでは、具体的にどのような物件だと月10万円の不労所得を得ることができるのかを見ていきましょう!
【条件】
物件価格 :5,000万円
借り入れ :4,000万円(残り1,000万円は自己資金で払っています)
金利 :1.5%
実質利回り :8.0%
【計算】
5,000万円 × 8.0% ÷ 12か月 = 33万円(月間家賃収入)
ローン返済額:21万円/月
税金 :2万円/月
33万円 - 21万円 - 2万円 = 10万円
実質利回りが8%になったことで、無事に月々10万円の不労所得の達成です。
4,000万円の借金をして、1,000万円を自分で払って、実質利回りが8%の物件を購入してようやく月々10万円の不労所得になります。
ちなみに、建物は経年により老朽化が進むためそのうち修繕が必要になってきます。その費用も考慮するともっと厳しい数字になります。
あえて不動産投資の厳しい側面を解説していますが、物件選びさえ間違えなければ、これほど効率の良い投資はありません!
不動産所得は不労所得なのか?
ここまで不動産投資を通した不労所得についてお話してきましたが、不動産投資の所得は果たして”不労”所得なのでしょうか?
結論、不動産投資は意外とオーナー自身もやることが多いため私個人的には”半不労”所得と考えておいた方が良いと思います。
不動産投資におけるやらなければいけないことの一例を紹介します。
入居者募集
不動産投資を始めて、最初に当たる壁がこれでしょう。
入居者が入らなければ、思うような家賃収入が入ってきません。
唯一の収益源である、家賃収入を守るためにも家賃の設定や建物設備のアップグレード等の経営の判断が随時必要になります。
必ずしも管理会社が、自分と同じ熱量で入居者を集めてくれるわけではないです。
あくまで最終責任は自分にあることを覚えておきましょう。
建物の維持・修繕
建物というのは、維持管理をしなければあっという間に古くなってしまいます。
建物の掃除から始まり、故障個所の修繕などのいつ発生するか分からないことに注意深く目を向けていかなければいけません。
新しいうちは建物のメンテナンスはあまり必要ありませんが、5年・10年と時が経つにつれて毎月のように発生する可能性があります。
マンション・ビルであれば、10数年に一度のペースで大規模修繕を行います。
家賃滞納の対応
家賃を滞納する方、地味に結構いらっしゃいます。
本人に連絡して納めていただければ一番ですが、保証人や保証会社の準備をして万が一の時にも備えておかなければいけません。
家賃が入らなくて困るのはあなた自身なわけですから、自分で何とかする必要があります。
一般的に家賃の安い物件ほど、家賃を滞納する方が多い傾向にあるので注意が必要です。
最近は保証会社必須の物件が増えてきましたね。
弊社の管理物件もほぼすべてが保証会社必須にしてあります。
他にも入居者の対応や、税金の計算・確定申告などやらなければいけないことは数多くあります。
とてもオーナーだけでできる仕事量ではないため(土日も関係なく連絡が来ます)、基本は管理会社に管理をお願いしている方が殆どです。
しかし最終的な意思決定はオーナーが行う必要がある為、完全な不労所得とは言えません。
加えて、管理会社への外注費がかかってくるので、お金の計算をする際には管理費も参入する必要がある点には注意が必要です。(管理費を家賃と別途で徴収しているところも多いですよね)
すべては自己責任!です!
が、助けてもらえるところはプロに助けてもらいましょう!
まとめ
今回は不動産投資て月10万円の不労所得を得る方法について説明していきましたが、いかがだったでしょうか。
簡単に今回の内容を振り返っていきましょう!
物件価格 × 実質利回り ÷ 12か月 > 10万円
月間家賃収入 ー ローン返済 ー 所得税 > 10万円
- 入居者の募集戦略の構築
- 建物の維持、修繕
- 家賃対応の滞納
- 入居者対応
- 収入の確定申告
今回の記事は、不動産投資の厳しい側面をお話していきました。
不動産投資は額が大きい分、失敗したときのダメージが非常に大きいです。
メリットとデメリットをしっかりと理解することで初めて不動産投資を客観的に判断できるようになります。
不動産投資は逆に言えば、成功して得ることができる果実もかなり大きいです。
物件選びを間違えなければ大きく失敗することはないですし、あこがれの家賃生活も夢ではありません。
あなたの不動産投資ライフが輝かしいものになることを願います!
不動産投資で月10万円稼ぐことの難しさが分かって頂けたと思います。
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