【2023年】札幌市区別不動産市況解説!【中央区編】

✔この記事はこんなあなたにオススメ!
  • 札幌市中央区で不動産投資を検討している方
  • 中央区内のエリア別に不動産の市況が知りたい方
  • 大通エリアのオフィスビル賃料相場が気になっている方

ご覧いただきありがとうございます!

札幌の不動産屋、株式会社レックの大友です。

 

札幌市の不動産市況が知りたい!という方向けの記事です。

札幌市の不動産市況を区ごとに丸裸にしてしまおう!という記事になります。

この記事を読めばあなたも札幌市中央区の不動産マスターになることができます!

一緒に学んでいきましょう!

 

地価だけ・ビル賃料だけの記事はよく見ますが、全部がまとまっている記事って意外とありませんよね?

私も探しているのですが、ないのであれば自分で作ってしまおう!という思いで書いた記事です!

 

全体の不動産市況の推移

土地

最初は札幌市中央区の地価についてです。

中央区の土地価格は上がっているのか、下がっているのか、見ていきましょう!

引用元:https://tochidai.info/hokkaido/sapporo-chuo/

 

こちらの資料を見ると、中央区の土地価格はかなり上がっていることが分かります!

元々地価が高い中央区ですが、まだ上がっている原因は一体何なのでしょうか?

私が思う中央区の地価高騰の原因は以下の3点です。

 

中央区地価高騰の原因
  1. 札幌駅・大通駅・すすきの駅の再開発
  2. 札幌市外からの人口の流入
  3. 低金利の継続

苗穂駅も開発が進んでいますし、円山公園駅などの居住地域も中央回帰の動きで地価は高くなっていますね。

ただ、この地価高騰がいつまで続くのかは分からないです。

 

この調子で今後も上がっていくだろうから、中央区にある土地を今から買っておいた方がいいね!

 

このように思って土地を買おうとしている方には注意が必要です。

表面の数字のみにとらわれずに、様々な要因を検討して購入するかどうかを決めましょう。

事業用不動産

テナントビル

不動産を語るうえで欠かせないのがオフィスビルの賃料です。

オフィスビル市況においては、稼働率が不動産価格の先行指標として活用することができます。

また、賃料は不動産価格の遅行指標として活用することができます。

その理由は以下の図を見ていただくと分かりやすいかと思います。

 

この図の稼働率upと賃料upの間あたりで不動産価格が上がることが多いのです。

下がるときも同様に活用することができます。

札幌のオフィスビル稼働率・賃料はどのようになっているのか見ていきましょう!

 

参考:https://www.sanko-e.co.jp/data/sapporo/

 

まず稼働率ですが、おおむね96%~99%を推移していることが分かります。

一般的に稼働率95%を上回っていると強気に賃料を設定できると言われていますので、賃料も高い水準で推移しているであろうことが想像できます。

2021年に稼働率が下がっているのはコロナの流行によるリモートワークの増加の影響です。

このように不動産の市況を見ながら世間の出来事を思い出してみると、どういったことが起きると不動産価格が上下するのかを感覚的にわかるようになります。

それでは、賃料はどうなっているのでしょうか。

 

参考:https://www.sanko-e.co.jp/data/sapporo/

 

賃料はエリアによってかなりばらつきがありますね。

安くて10,000円程度、高いと18,000円を超えているエリアもあります。

全体でみると、14,000円~15,000円程度が相場だと分かりますね。

こちらも、2021年に一度下落の傾向が見られますが、稼働率と賃料には正の相関関係があることがわかりますね。

直近のデータだと賃料は増加傾向にありますが、これは駅前の再開発に伴う増加であると考えられます。

昨今の建築費の上昇・土地価格の上昇によって新築オフィスビルの賃料はかなり高価格帯になってきています。

ここで一つ不思議なことが、2023年の賃料は上がっているのに、稼働率はどちらかというと下がっていますよね。(もう一度稼働率のグラフと見比べてみてください)

これはビルが新しく建っているので、テナントがまだ入りきっていないものがある為と考えられます。

このようにデータの齟齬を見つけて、その理由を考えると将来の不動産市況を読む力が身についてくるのでおススメです!

 

不動産って一口に言っても、覚えることはたくさんあるんです・・・

中央区のエリアの特徴

札幌・大通・すすきの

言わずとも知れた札幌の中心街です。

札幌駅・大通公園・テレビ塔・時計台・ニッカビル等、札幌に来たらとりあえず写真を撮りに来るような場所がここには詰まっています。

飲み屋さんもいっぱいあるので、夜には国内外からの観光客や地元民でにぎわいます。

不動産的な観点では、札幌(北海道全体でも)で一番地価が高いエリアです。

一軒家は全くと言っていいほどないので、このエリアに住んでいる方はマンション暮らしです。

マンションもかなり相場は高いので、飲食店のオーナーさん等の普通のサラリーマンではない方が多いイメージですね。

 

生まれ変わったらこのエリアにも住んでみたいです!

円山

こちらは私も住んでいる円山エリアです。

中心街にそこそこ近い割に自然が多く、居住地としてとても人気のエリアです。

円山公園・円山動物園・円山球場等、札幌市民ならなじみのある施設も多く存在します。

こちらは前述の大通エリアと異なり、一軒家も多いエリアになります。(駅近は除く)

特に、宮ヶ丘や宮の森エリアは高級住宅街としても知られています。

正に閑静な住宅街といったところでしょうか。

治安もとても良いエリアなので、とてもおすすめです!

 

円山公園駅に関して、別記事で詳しく解説しておりますので併せてご覧ください!

私の円山エリアでの自宅購入記の記事もあります!

 

安心して生活できる、とても良いところですよ。

旭ヶ丘・山鼻

このエリアは上記の2つに比べると聞きなじみのない名前かと思います。

このエリアの特徴は地下鉄駅が近くにない、そのため市電が発達している点でしょう。

市電で中心街へのアクセスが良く、藻岩山が近くにあることで円山のような街と自然の調和を楽しむことができるエリアです。

スーパーや薬局がたくさんあり札幌市中央図書館もあるので、ファミリー層に人気で、実は私も幼稚園の頃は山鼻に住んでいました。

円山に似たような雰囲気を感じながら、円山程には地価や家賃相場が高くないのも旭ヶ丘・山鼻エリアの嬉しいポイントです!

 

わたしも幼稚園の年中まではこのエリアに住んでいました。

まとめ

今回は札幌市中央区の不動産市況について解説しましたがいかがだったでしょうか?

エリアごとになんとなく市況をつかんでいただけたのであれば幸いです!

全体を見てみても、札幌市中央区の不動産価格は上昇傾向にあります。(今後どうなっていくかは分かりませんが)

新幹線開通や地球温暖化による北海道需要の増加・千歳へのラピダスの誘致成功・ニセコのインバウンドの盛り上がりなど、北海道にはたくさんのビッグニュースがあります。

それらのビッグニュースによって中央区の不動産市況にも少なからず影響がありますので、今後も中央区の不動産市況には目が離せません!

居住しなければ見えてこないことも多いので、札幌の中心の空気を味わってみたい方は中央区に引っ越してみましょう!

他の区とはまた違った、少し都会な雰囲気を味わうことができますよ!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

札幌市中央区は避けては通れない道ですので、しっかり情報を取っていきましょう!