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札幌の不動産屋、株式会社レックの大友です。
あなたは札幌での住宅選びの際にどのように選びますか?
札幌という街は、雪や地下鉄による交通網など、ほかの都市には見られないような特徴があります。
慣れない街の札幌に住むことになっても、住宅選びを間違ってしまっては折角の新生活に水を差してしまうことになります。
そこで今回は札幌での賃貸住宅選びの注意点を5つ紹介します!
この記事を読めばあなたも札幌の賃貸住宅選びマイスターになることができます!
札幌は人口約200万人の大都市ながら、降雪量が多い日本で唯一の都市です。
魅力も多いですが、厄介な点も多いのが実際のところ。。。
そんな札幌の賃貸住宅選びについて一緒に勉強していきましょう!
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札幌での賃貸物件選びの注意点5選
早速ですが、札幌での賃貸物件選びの注意点は以下の5点です
- 冷房・暖房設備
- 窓
- 建物構造
- 地下鉄駅からの距離
- 除雪の状況
5つの項目を見てみると、全てが札幌独自の注意点では無さそうね?
実は全てに札幌独自の注意点があるから、一緒に勉強していきましょうね!
一つずつ順番に説明していきます。
①冷房・暖房設備
これが一番大切です!
大事なのでもう一回言います。これが一番大切です!!
札幌は寒冷地なので、暖房の重要さはあなたもお分かりいただけると思いますが、冷房も大切とはどういうことなのでしょうか?
「冷房・暖房の設備」と冷房を先に書いてある通り、実は冷房の方が重要です!
どういうことなのか解説していきます。
札幌における冷房の重要性
さて、前述しましたが札幌の賃貸住宅選びではどうして冷房が重要なのでしょうか?
それは、札幌では冷房がついていない物件が「普通」だからです。
少し古いデータですが、平成26年に行われた調査の普及率は以下のようになっています。
札幌市 | 全国 |
---|---|
27.0% | 90.0% |
こちらは少し前のデータなので今はもう少し普及率は上がっていると思いますが、それでも冷房がない物件の方がはるかに多いです。
本州の方々は家に冷房があるのが当たり前なので、家を借りる時に冷房に注意したことはあまりないのではないかと思います。
しかしデータが示す通り、札幌では冷房があることは当たり前ではありません。
札幌はもともと夏もそこまで気温が上がらなかったため、以前までは冷房が必要ではありませんでした。
しかし最近の地球温暖化の影響で、札幌でも夏の熱中症リスクが年々上がっています。
以下は札幌市の熱中症による救急搬送の人数です。
令和元年 | 253 |
令和2年 | 148 |
令和3年 | 348 |
令和4年 | 245 |
令和5年 | 566 |
上下しながらも、年々熱中症のリスクが上昇していることが分かります。
さらに、令和5年度の熱中症の救急搬送の内、約50%が自宅からの搬送になっています。
札幌でも冷房付きの物件に住むべきという確固たる証拠になるのではないでしょうか?
実際筆者も今年の夏は冷房を殆どつけっぱなしの生活を送っていました。
寝る時に冷房をつけることは苦手ですが、それでもつけないと寝られないほどでした。
札幌で賃貸住宅を探す際は”冷房付き”を条件に設定して検索することを強くオススメします!
もしかすると現在冷房がない物件も、オーナーさんに言えばつけてくれるかもしれません!
暖房設備
さて、札幌には冷房がついていない物件がかなり多いということはお分かりいただけたと思いますが、実は暖房もない物件の方が多い・・・
なんてことはありません。
冬場には氷点下になるわけですから、もちろんほぼすべての物件に暖房はついています。
では、暖房設備のどこに注意すればよいのでしょうか?
①電気・ガス・灯油のどれか
一口に暖房といっても色々な種類があります。
温まりやすさ | 乾燥 | におい | 値段 | |
---|---|---|---|---|
電気 | △ | 〇 | 〇 | × |
ガス | 〇 | △ | △ | △ |
灯油 | 〇 | △ | × | 〇 |
一概にどれが良いというわけではありませんが、個人的にはガスの物件を推します。
理由としては
①電気だと温まるのが遅すぎて心もとない + 年々電気代が上がっており、コストもかかる
②灯油は自動供給されないので面倒くさい + そもそも灯油の物件が少ない
③ガスだと温まるのが早く、値段もそこそこ
好みの部分もあるので、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
②プロパンガスか都市ガスか
前項ではガスと表記していましたが、ガスといってもプロパンと都市ガスでは雲泥の差があります。
結論、ガスはガスでも都市ガスの物件を選ぶようにしましょう。
詳細の説明は省きますが、月間5,000円程度は変わってくるでしょう。(冬季)
プロパンガスの物件を希望するときは、家賃が3,000円程度プラスされた都市ガスの物件と比較して考えると良いかもしれませんね。(5,000円の差は冬季のみの為3,000円差くらいで考えます。)
自分に合った暖房を選ぶようにしましょう!
②窓
実は住宅の熱気や冷気は50%~60%が窓から出入りしています。
窓を対策することでこの侵入冷気をかなり抑えることができるということです。
では具体的に窓のどのような部分を見ればよいのでしょうか?
1.二重窓
最初は二重窓かどうかを確認しましょう。
そもそも二重窓とは、簡単に言うと窓が二重になっている(ひとつの開口部に対して窓が二つある状態)ものを言います。
このように手前と奥に二つ窓があるもの(二重窓)だと、空気の層ができるため、断熱効果が非常に高くなります。
二重窓と一重窓だと、5度~10度ほど温度が違うと言われています。
本州の方はあまり見慣れないかもしれませんが、北海道などの寒冷地だと賃貸物件でも二重窓のものは珍しくありません。
二重窓の物件を選ぶことで、温度変化が少なく快適に過ごすことができる上に、冷暖房費も節約することができます!
二重窓のメリットは断熱だけではありません。他にも
- 防音
- 結露になりにくい
等のメリットがあります。
断熱だけではない二重窓のメリットを十分に享受しましょう!
2.複層ガラス
複層ガラスかどうかの確認もしましょう。
複層ガラスとは下図の通り、一重の窓にガラスが2枚付いているもののことです。
左図のような窓を複層ガラス(ペアガラス)といいます。
こちらも二重窓と同様に空気の層が作られているため、断熱効果があります。
複層ガラスの中には特殊な気体を間に入れているものもあり、紫外線予防の役割を果たしてくれるようなものもあります。(賃貸物件には採用されていないと思いますが)
複層ガラスでも二重窓と同様に結露防止のメリットはありますが、防音効果は二重窓よりも少ないです。
しかし、二重窓は二つの窓を開閉する必要があるのに対して、複層ガラスは一度の開閉で済むというメリットがあります。
窓にプチプチを貼ると、断熱効果が高いのでおすすめですよ!
③建物の構造
続いて、建物の構造についてお話します。
建物の構造というのは、木造だとか鉄筋コンクリートだとか・・そういう話です。
構造といっても色々あるのですが、賃貸物件において基本的には
- 木造(W)
- 鉄筋コンクリート造(RC)
のどちらかが多いです。というかどちらかが殆どを占めています。
それぞれ、以下の様な特徴があります。
通気性 | 家賃 | 遮音性 | 断熱性能 | |
---|---|---|---|---|
木造 | 〇 | 〇 | × | × |
鉄筋コンクリート造 | × | × | 〇 | 〇 |
こちらも一長一短で、甲乙つけがたいものです。
しかし、札幌の賃貸住宅選びの点で考えると筆者は明確にどちらかを推します。
勘の良いあなたはお察しかと思います。
そう、「鉄筋コンクリート」です。
何よりも着目していただきたいのが、一番右の断熱性能です。
札幌においては他県よりもこの断熱性能がかなり大きなウエイトを占めることになります。
というのも、断熱性能が悪いと
- 暖房をつけていても全然温まらない
- 消すとすぐに寒くなる
- 暖房費もかさむ
という3重苦に苦しめられることになります。
せっかく木造を選んで家賃を抑えても、冬場の暖房費が高いのであれば遮音性も高く、温度も快適に過ごすことができる鉄筋コンクリートに住んだ方が良いと思いませんか?
木造の通気性の良さが裏目に出てしまっていますね。
選ぶなら、「鉄筋コンクリート」です。
鉄骨造というのもありますが、住み心地は木造とほとんど同じです。
隣人の生活音が聞こえる物件は、木造か鉄骨造です。
④地下鉄からの距離
こちらはどこに住んでいても優先度の高い項目ですが、札幌の場合だと他県よりも重要度が上がります。
というのも、札幌では雪が降ることで様々な不都合が生じるからです。
札幌において冬に生じる不都合な点は以下の通りです
- 駅まで自転車等で向かうことが難しい為、必ず徒歩移動になる
- 雪で地面が滑る為、普段よりも移動時間がかかる
- 雪で地面が滑る為、転倒によるケガの危険がある
- 気温が低く、とても寒いため、外を歩く時間は短いに越したことはない
私見ですが、駅まで徒歩10分圏内くらいだと上記のデメリットを感じづらいかと思います。
筆者は最寄りまで徒歩15分超の物件に住んでいた時はほとんど出歩きませんでした。
しかし、駅近物件は賃料が高い傾向にあり、自分の財布と相談しながらもある程度妥協しても良いポイントだと思います。
また、札幌には「地下鉄東西線」と「地下鉄南北線」、「地下鉄東豊線」、「JR」の4つの路線があります。
中でもJR線沿いは利便性がかなり悪い為、通学・通勤に使用しない限りオススメしません!
(メインの繁華街である大通駅・すすきの駅がない為)
学校や職場の位置で決めるのが一番ですが、東西線と南北線が特にオススメです。
どこの路線に住むか迷ったらこの2つから選ぶと後悔する可能性は低いと思うので参考までに!
私は3年間ほど東豊線沿いに住んでいましたが、思ったより不便さは感じませんでしたね
⑤除雪の状況
こちらは車を持っている方向けの内容です。
雪がない状態で物件を選ぶと、雪がある状態を確認することができません。
札幌では市が除雪を行っていますが、その除雪の有無や優先度は地域によって異なります。
移動手段が徒歩である場合はさほど問題にはならないのですが、車を頻繁に使われる方は注意が必要です。
というのも、夜中に雪が積もってしまうと、次の朝に車を出せないなんてことが起きるからです。
職場への迷惑などのトラブルにつながるので、近隣の除雪の状況は必ず仲介業者や管理会社に確認するようにしましょう!
ここが一番見落としがちなポイントです。
札幌の生活は雪と切っても切れませんのでご注意を!
まとめ
今回は札幌での賃貸物件選びの注意点5選を解説しました。
最後に今回の内容を軽くおさらいしましょう!
- 冷房・暖房設備 →冷房付き・都市ガスの物件がオススメ!
- 窓 →二重窓・複層ガラスの物件がオススメ!
- 建物の構造 →鉄筋コンクリート造(RC)がオススメ!
- 地下鉄からの距離→徒歩10分圏内がオススメ!
- 除雪の状況 →仲介業者・管理会社に必ず確認!
以上、札幌での賃貸物件選びの注意点5選でした。
あなたが札幌に引っ越しされる際や、賃貸物件購入される際の参考にしてください!
そして、気が向いたらあなたの賃貸物件・収益物件探しを筆者にお手伝いさせてくださいネ。
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