この記事はこんなあなたの悩みを解決できる記事になっています。
現役の不動産投資家・不動産業者である私が、不動産投資詐欺の被害者をこれ以上出さないために悪徳不動産屋に騙されない方法を解説します。
この記事を読んでいただければ、「不動産投資詐欺に引っかからない方法」「不動産投資詐欺に引っかかってしまったときの対処法」が分かります!
記事の前半では、『不動産投資で騙される人の特徴』を、後半では『騙されてしまったときの対処法』について解説するので、ぜひ最後まで読み込んでいってください。
お気軽にご相談ください。
Contents
不動産投資で騙される人の特徴6選
- 算数が苦手
- 押しに弱い
- 長期で計画を立てられない
- 他責思考
- 医者・弁護士・エリートサラリーマン
- 学生
1:算数が苦手
不動産投資は算数ができれば、大きく負けることはない投資です。
税金とキャッシュフロー(現金の出入り)の計算さえ間違わなければ、悪くても計画の2割減で済みます。
しかし多くの人は、不動産屋が出してきた資料の数字を鵜呑みにしてしまい、自分で計算をせずに契約してしまいます。
税金や各種費用の計算などは面倒ですが、あなた自身が数千万のお金を投資するのですから、最初くらいは手間を惜しんではいけません。
数字に弱い・算数が苦手な方は、不動産投資で騙されやすいので要注意です。
2:押しに弱い
押しに弱い方も、不動産屋にとっては良いカモになってしまいます。
不動産の営業は歩合制(営業成績で給与が変わる)であることが多く、しつこいくらい営業してきます。
そのため、押しに弱い人は不動産営業マンの圧力に耐え切れずに物件を購入してしまいます。
「あなただけに特別」「数字が困っていて」「今日中に契約しなければ…」といったセリフは不動産営業マンの常套句ですので鵜呑みにしてはいけません。
断るのがニガテな、押しに弱い方は不動産の営業が来たら注意が必要です。
3:長期で計画を立てられない
長期の計画を立てられない方も不動産投資では騙されやすいです。
不動産投資は、数十年先の経済状況、建物の老朽化に伴う空室率の上昇・賃料の減額・修繕費用の増加などの数字を盛り込んで、計画を立てる必要があります。
今年や来年ではなく、10年後・20年後にトータルでプラスになっているかどうかを考えられる力が必要なのです。
長期計画が苦手な方は、不動産ではなく他の投資を行った方が成功率は高いでしょう。
4:他責思考
人のせいにするクセがある方も不動産投資には向いていません。
他責思考の人は営業マンの話を鵜呑みにして投資を行い、自分で調べることをしません。
損をしたら、「営業マンが悪い」と言って反省もしません。
その結果、また同じような話に騙されてしまいます。
営業マンは不動産投資のメリットは話しますが、デメリットは聞かれなければ話しません。
お金を払うのは”あなた”であり、営業マンではないので、失敗を自分の責任にできる方だけ不動産投資を行いましょう!
5:医者・弁護士・エリートサラリーマン
意外ですが、高学歴・高収入な人ほど不動産投資で騙されやすいです。
高学歴と言われている慶應義塾大学でも、投資詐欺に引っかかっている人は数えきれないほどいました。(私の母校です)
お金を持っており、マンションくらいなら平気で買える人も多いので、不動産会社からもターゲットにされやすいです。
高学歴・高収入の人は不動産投資の話が向こうからやってきたとしたら、むやみに契約をしてしまうと騙されてしまうので注意が必要です。
6:大学生
「大学生に不動産投資?」と思うかもしれませんが、意外とあるんです。
上記の特徴を持っている大学生は良いカモです。
大学生なので、周りに対して不動産投資をやっていることを自慢したいという幼い考えもあるでしょう。
不動産投資は大学生が取れるリスク許容度を超えてしまうので、不動産を始めるのは社会人になってからにしましょう。
主に若者がターゲットにされています。
危ないケース4選
- 面談だけでAMAZONギフトカード
- 利回りがやけに高い
- 節税になる
- 電話や手紙で営業される
1:面談だけでAMAZONギフトカード
「面談するだけでAmazonギフトカード5万円分貰える」といった不動産会社に面談に行くのも危険です。
良い不動産であれば、ギフトカードを配らなくても売れると思いませんか?
お金を払ってお客さんを集めなければ売れない不動産って、”良いもの”と”悪いも”である可能性のどちらが高いでしょうか?
ギフトカードを貰ってしまうと、「返さなきゃ」という心理が働くため、以下のような流れで契約してしまいます。
面談で、ギフトカードを貰う
貰ってしまった手前、断れずに2回目・3回目の面談に行く
営業トークにつられて、不動産を購入してしまう
「お金がもらえるから」という軽い気持ちで、不動産会社に連絡するのはやめましょう。
2:利回りがやけに高い
利回りは高いほど良いと思っている人もいますが、それは間違いです。
そんなに利回りが高いのに、繋がりもないあなたに回って来る物件って怪しくないですか?
私が営業マンなら、普段からお世話になっている方や、何棟も買ってくれそうなお金持ちに優良物件を持っていきます。
具体的には、年利15%を超えるものはほぼ詐欺です。(ボロ戸建て以外)
札幌では2024年現在の利回りは6%~10%なので、15%は異常値ですよね。
不自然に利回りが高い物件は、カラクリがあるので注意してください。
3:節税になる
不動産投資の営業で出てくる確率1位のこのセリフもかなり怪しいです。
たくさん節税になる商品は、投資の収支自体がマイナスであるためです。
100万円分節税して、120万円損してたら全く意味がありません。
理想的な不動産商品は、節税になりつつ月々の収支がプラスの商品ですが、そんな商品は表に出る前に水面下で売れてしまいます。
高い税金にうんざりする気持ちも分かりますが、節税がウリの商品はやめておいた方が無難です。
4:電話や手紙で営業される
これらは売れない物件をなんとか売るための、営業の”最終手段”です。
自社でもいらない。知り合いもいらない。ウェブでも売れない。
こんな物件が直電話や手紙を介して売りに出されるわけです。
最終手段を使って売りに出されるような、少なくとも不動産初心者のあなたが買うべきではありません。
電話は手紙の不動産営業は全て断りましょう。
向こうからやって来る、おいしい投資話は基本的に詐欺だと思ってOKです。
不動産投資で騙されてしまったらどうすればよい?
・売却する
損をしても早く売ってしまった方が良いです。
詐欺物件は所有期間が長いほど、赤字が膨らんでいきます。
年間30万円の損が出ており、今売ると300万円の損が出るとしても売った方が良いです。
なぜなら、1年後には330万円・2年後には360万円…と損失は膨らむ一方だからです。
サブリース契約がついていたり、残債が残る場合などで売却できないケースもありますが、その場合は不動産屋や弁護士に相談しましょう。
・法的措置をとる
不動産投資で騙されたときは、弁護士費用を払って法的措置を取った方が良い場合も多いです。
なぜなら、不動産は投資額が大きいため、被害額も大きくなることが多いからです。
また、相手は不動産のプロであり、自力でお金を取り戻すのは不可能です。
被害額が大きい時は、弁護士に相談して法的措置を取りましょう。
損切りの判断は早ければ早いほど、傷は浅いです。
まとめ
この記事を最後まで読んだあなたは、「不動産投資で騙される人の特徴」や、「騙しの手口」が理解できたので、不動産投資で騙されることはないでしょう。
最後に内容を復習しましょう!
- 若者は不動産投資詐欺のターゲットにされやすい
- 向こうからくる投資話、面談でプレゼント系は怪しい
- 騙されてしまったと気づいたら、すぐプロに相談する
あなたが不動産投資で騙されることの無いように祈っております!
実際にあった、騙しの事件簿の記事も併せてお読みください。
上場している会社でも、平気で詐欺まがいの物件を紹介してくるので、注意してください!
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